アスキーソリューションズは1月10日、自社開発の企業向けブログ/SNS/CMS統合エンジンのソースコードを1月31日から販売することを発表した。価格は525万円で、同社と同社販売代理店から販売する。
また同エンジンの実行モジュールをブログやSNSの活用を希望する企業向けに無償で提供することも明らかにしている。1月31日から同社サイトで申し込みを受け付ける。
今回の製品は、ブログとSNS、ウェブサイトの運営管理を簡単に行うツールであるCMSをパッケージ化した統合エンジンだ。今回のソースコード販売と実行モジュールの無償提供は、オープンソース化が普及している時勢を見て、より多くの企業にブログやSNSを幅広い形態で利用してもらうことを目的として、同社のサービスの一環として始める。
今回の統合エンジンは、開発言語にJava、フレームワークにStrutsを採用してコンポーネント化しており、機能の安定性、高い開発効率、高い拡張性を有しているという。機能としては、ユーザーが必要な情報を一元管理できる「トップポータル機能」「マイポータル機能」、組織構造に応じて柔軟にユーザーを管理できる「グループ管理機能」、ユーザーごとに添付ファイルを管理できる「フォルダ管理機能」などを搭載している。
アスキーソリューションズでは、統合エンジンのソースコードを活用することで、自社開発する場合と比べて短期間・低コストでオリジナルブランドのブログ/SNS/CMSサービスが開発できるとし、社内コミュニケーションツールとしての社員ブログや顧客サービスのための製品情報SNSなどさまざまな用途で利用できるとしている。
統合エンジンの動作環境は以下の通り。
- OS:Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES推奨
- アプリケーションサーバ:Apache Tomcat 5.0以降
- データベースサーバ:PostgreSQL 8.1以降
- Java実行環境:JDK 1.5以降
- CPU:Pentium4/2GHz以上
- メモリ:1Gバイト以上
- HDD空き容量:40Gバイト以上