--SaaSなどのトレンドについてどう見ていますか?Check Pointの戦略に影響を与えるものですか?
Sultan氏
セキュリティの観点から見ると、すべての資産が社内にあった時代から、インターネットを介してやりとりする時代になりました。モバイルの急速な普及もあります。セキュリティのパラメーターは拡大しています。VPNやデータ暗号化といった分野の重要性が増してきており、Check Pointでは「Connectra」などの製品を強化しています。
--サービスのWeb 2.0化により、脅威もまた変わってきていると思います。Check Pointではどのように対応しているのでしょうか?
Weinreb氏
我々は常時、脅威を監視しています。また、エンドポイントセキュリティ分野を強化することで、システムを瞬時に保護する技術を提供しています。
Sultan氏
Check Pointの管理ダッシュボードでは、パターンを見て、既知と未知の脅威から自動ブロックできます。その後、分析して対策につなげることも可能です。これはCheck Pointの技術力があってこそ実現するものです。
脅威に関する最新情報は、我々のWebサイト「Smart Defense」などを通じて常時更新しています。
--ソフトウェアをSaaSとして提供する計画はありますか?
Weinreb氏
我々はパートナーを重視しており、直販を強化する予定はありません。
現在取り組んでいるのは、ISPなどのテレコム企業向けのマネージドセキュリティサービスです。Check Pointがすべてのセキュリティ機能を提供し、テレコム企業がクリーンなインターネットサービスを提供するというものです。
--日本市場をどうみうていますか?
Weinreb氏
日本をはじめ、アジア太平洋地区では(Check Point製品が)非常に好評です。ゲートウェイではかなりのシェアをとっており、エンドポイントでもよい位置に付けています。UTMでは、今回投入した5機種が日本市場にアピールする非常に良い製品だと思っています 。
仕事柄、さまざまな国を訪れますが、アジアこそ次の市場だと思っています。