「事業継続マネジメントシステム」はBCPとどう違う?(ZDNet Japanブログより)

呉井嬢次

2008-06-17 17:48

 海外では昨年に事業継続マネジメントシステムの認証制度が開始され、日本でもようやくスタートした。ただ、日本では一部の審査機関が、大手コンピューターベンダーの保守部門に対して、独自に認証を発行しているオレオレ認証(認定機関に基づかない認証をいう)を出しており、先走った事例もある。

 また、既に内閣府、経済産業省、中小企業庁から「事業継続計画」に関する文書が次々公開されているが、事業継続マネジメントとの違いは大きい。そして、今後の企業に大きな影響を与えていくだろう。そこで企業が取り組める事業継続マネジメントシステムを作る方法を通して、情報セキュリティにどのように軽減し、影響を与えていくのか連載する形式となるが、解説していきたい。

事業継続計画と事業継続マネジメントシステムの違い

 まず、用語が長いので、可読性を考慮し、事業継続計画は、BCPと略し、事業継続マネジメントシステムはBCMSと略して説明する。この違いは、BCPは選択された災害・事故などのインシデントへの計画書であり、BCMSはBCPが想定しないインシデントを含めて考慮された組織の一連の行動を含む態勢全般である。よって、BCMSは、BCPをカバーしている。

全文はこちら--「ITセキュリティー下学上達」

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. 開発

    「スピード感のある価値提供」と「高品質な製品」を両立させるテスト会社の使い方

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]