またLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)などの代表的なウェブアプリケーションのシステム構成をテンプレートで提供。テンプレート内の仮想アプライアンスを簡単にカスタマイズしたり、ユーザー企業独自の仮想アプライアンスを作成したり、各仮想アプライアンスを組み合わせた独自のテンプレート構成も作成することができる。
AppLogic上で稼働するアプリケーションは完全に仮想化されており、ビジネスの環境変化にあわせて、サーバ内のわずかなリソースから、多数のサーバで構成されるグリッド全体まで、簡単に拡張することができる。個別のアプリケーションに対して、使用するリソースの上限値を割り当てることも可能となっている。作成されたウェブアプリケーションのシステムは、仮想アプライアンスやテンプレートとしてカプセル化されることで、簡単に複製できるようになっている。
アプリケーションで取り扱うデータは、AppLogicが形成するグリッド内の複数サーバ間でミラーリングされることで、1台のサーバが故障しても失われることがない。コマンドラインインターフェース(CLI)は、データセンターの管理システムと統合が容易なことから、不測の事態にはユーザー企業が設定したスクリプトを自動的に実行することで、ほかのサーバへの影響を遮ることもできる。
AppLogic上のシステムの管理やモニタリングは、ウェブブラウザ上の単一のインターフェースで提供される。システム全体のリソース拡張・縮小は、システムの稼働中でもサーバの追加・削除によって行うことができる。システムリソースや帯域の状態は、アプリケーションや仮想アプライアンスごとに視覚化されることで、モニタリングが容易という。リソースの使用状況が閾値を超えた場合のアラームを設定することもできる。