NECは7月16日、筐体(ノード)を追加することで業務無停止での性能向上や容量拡張を実現できるスケーラブルSANストレージ「iStorage D」シリーズで、「iStorage D8-2010」と「iStorage D8-2020」の新モデル2種の販売を始めたことを発表した。
新製品は、最新CPUの採用や内部処理の最適化で処理性能を従来機と比べて、最大30%向上させており、システム処理時間やバックアップ時間を大幅に短縮することができるという。ストレージ筐体やハードディスクドライブを追加することで、最大記憶容量1.2ペタバイト、ホスト接続用ファイバチャネル(FC)インターフェースを装置あたり64ポートまで、システムを止めることなく拡張可能な高いスケーラビリティを有しているとしている。
また新製品では、未使用のディスクドライブの回転を停止し、消費電力を削減するNEC独自の「MAID」機能、交流電源(AC)と直流電源(DC)の変換工程を削減可能なDC給電対応によって、最大40%の省電力化が可能となっており、膨大なIT機器を保有するデータセンターなどの用途に最適なストレージ製品となっているとしている。
iStorage D8-2010は1ノードモデル、税別価格が570万円から、iStorage D8-2020は2ノードモデル、税別価格は964万円から、となっている。