カリフォルニア州サンタクララ発--Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は米国時間9月25日、現在の経済危機がテクノロジ業界にどのぐらいの影響を与えるのかはまだわからないと述べた。
「われわれの業界は、グローバル経済で進行していることと無関係ではない。だが、世界各国を訪問して話をしてみたところでは、現在の状況下においても人々は(技術業界に)ある程度の明るさを感じているようだ」とBallmer氏は言う。
Ballmer氏によると、この意見はさまざまな要因からくるものだという。消費者支出はまだそれほど大きな打撃を受けておらず、世界的な状況は米国ほど深刻ではないなどの事実だ。
「少なくとも現時点では、わたしがビジネスで話をした人は、楽観しているとはいわないが、CNBCを一日観ていると感じてしまうような暗い雰囲気ではない」とBallmer氏は述べた(Microsoftは今週が四半期の最後の週にあたり、比較的静かな時期であることに触れながら、自社の特定の結果について話をしているのではない点を強調した)。
Ballmer氏の発言は、シリコンバレーのイベント「Churchil Club」で、Hummer Winbladの創業者であるAnn Winblad氏との対話中に行われた。
Ballmer氏はここ数年、こうしたイベントへたびたび参加している。Ballmer氏は2006年のChurchill Clubで、シリコンバレー企業をためらいなく批判している。Ballmer氏は当時、同イベントで、Internet Explorerの検索機能のデフォルト設定をめぐるGoogleの要求を強く非難した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ