PBC、MSの中堅中小規模企業向けERP「Dynamics NAV 5.0日本語版」の販売を開始

CNET Japan Staff

2008-10-09 19:36

 パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は10月8日、マイクロソフトの中堅中小規模企業向けERPパッケージの最新版「Microsoft Dynamics NAV 5.0日本語版」の販売を開始すると発表した。

 Microsoft Dynamics NAVは、マイクロソフトが2002年に買収したNavision社による製品「Navision」をベースとしたもの。PBCでは、買収前の2001年よりNavisionとパートナー契約を締結し、同製品の日本語化および日本の商習慣への対応機能の開発を行うと共に、外資系企業の日本法人および日系企業の海外展開プロジェクトに特化する形で、Navisionの導入およびコンサルティングを手がけてきた。PBCでは、マイクロソフトによるNavision買収に伴い2002年にマイクロソフトとパートナー契約を再締結。2007年には日本法人とMicrosoft Dynamics NAVの販売契約を締結している。

 Dynamics NAV 5.0日本語版では、伝票承認機能、前受・前払機能、オンラインマップ等の新機能が追加されたほか、在庫原価処理機能やシリアル・ロット番号追跡機能、Microsoft Office製品との連携機能などの強化が行われたという。また、製品の日本語化はPBCによって行われており、独自の日本向け追加機能として、手形管理機能、一括請求書発行、ファームバンキング機能、各種帳票機能などが開発されている。

 買収以前からの日本語版の開発や導入実績をベースに、今後も中堅中小規模向け製品である「Dynamics NAV」の日本での展開については、PBCを中心に行われる見通しだ。なお、PBCでは今後も引き続き、外資系企業の日本法人および日系企業の海外展開プロジェクトに特化した導入を進めるという。日本企業の国内拠点へ向けた販売については、PBCの販売パートナーであるアイネット、ミツイワの2社を中心として行っていく。

 Dynamics NAV 5.0日本語版のライセンス価格は、日本語版基本パッケージが200万円より。各種のオプションライセンスについては別途見積もり。

Dynamics NAV 5.0 Microsoft Dynamics NAV 5.0日本語版では受発注画面での承認依頼機能(画像)が新たに追加された。独自の日本向け追加機能も多く実装されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]