米Yahooは、Internet Explorer(IE)、Firefox、Safariの検索ボックスを強化するプラグイン「Inquisitor」の最新版を正式にリリースした。
米国時間10月22日のYahoo Search Blogへの公式投稿によれば、Inquisitorによって、情報を迅速に入手することが可能になる。検索クエリのタイプ入力を始めると、すぐに検索用語の候補が表示され、検索ボックスの下部には、候補となる最新のウェブサイトがリストアップされる。表示される検索結果は、ユーザーに応じたカスタマイズもなされている。たとえば、これまでに訪問したホームページがリストアップされるほか、過去の検索に応じた、検索結果のカスタマイズも行われる。
さらに、InquisitorはIE上で、お気に入りにブックマークされたサイトもピックアップして表示するようになっている。
Inquisitorは当初、AppleのSafari向けにサービスを開始したが、Yahooは、5月にInquisitorを買収し、新たにIEとFirefoxにも対応させた。
また、Yahooは、Inquisitorの買収後に、同社が独自に開発した「BOSS(Build Your Own Search Service)」技術の搭載も進めたことを明らかにしている。
Inquisitorは、インターネット上で、多くの企業がPCに組み入れたいと願っている、スマートな情報収集機能の一例である。たとえば、Yahoo、Microsoft、Googleが提供する検索エンジンはすべて、ユーザーが入力を始めると、すぐに検索候補を表示するようになっている。ブラウザでも、Firefox 3には、履歴やブックマークから、ウェブサイトの候補を表示する「スマートロケーションバー」が搭載されているほか、新しいGoogleのChromeには、アドレスバーからダイレクトにオンライン検索を実行できる機能が装備されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ