職場での誤解を避けるための10+の方法 - (page 2)

文:Calvin Sun(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-02-18 08:00

#3:夏時間であるかどうか?

 夏時間が始まっているかどうかについては気を付けなければならない。夏時間の扱いは州によって異なっているのである。例えば、アリゾナ州ではそもそも夏時間制度を実施していない。また、インディアナ州では実施の有無が郡によって異なっている。さらに、中国も含めて、夏時間を実施していない国も数多くある。このため、あなたのいる地域が東部標準時間に属しているのであれば、北京との時差は夏時間の時には12時間であるが、標準時間の時には13時間となるのである。

#4:依頼が届いた旨を連絡しているか?

 あなたにも、ボイスメールや電子メール、テキストメッセージを用いて人に何かを依頼した経験があるだろう。その場合、気がかりなことが2つあったはずである。1つはもちろん、相手があなたの依頼したことを実行してくれるかどうかである。しかしそれと同時に、そもそも相手があなたの依頼を受け取ったのかどうかということも気になったはずだ。そういった依頼を行った後、何も音沙汰がなかったものの、後になって、あなたの依頼したことが実行されていたと判った経験はないだろうか?あなたはおそらく結果には満足しただろうが、自分の依頼が相手に届いたということを知りたかったとも思ったのではないだろうか?

 同様の依頼を受け取った場合、あなたも相手の気持ちになって行動するべきである。依頼されたことをすぐに実行できない場合であっても、依頼を受け取った旨を相手に知らせるべきなのだ。そうすることで、依頼した人物の気がかりを1つ解消することができるわけである。

#5:相手の話に耳を傾けているか?

 誰もいない森で1本の木が倒れた時、音というものはするのだろうかという哲学的な問いかけが古くからある。そして、この問いかけの真髄は他者とのコミュニケーションにも当てはめることができるのだ。あなたにとって、誰かの話を聞き、その内容を理解するということは、無関係なことをコンピュータに入力しながらでも、あるいはiPodで音楽を聴きながらでもできることなのかもしれない。しかし、話をしている相手にとっては、そんなことができるとは思ってもいない場合もあるのだ。こういった場合、相手はあなたの失礼とも取れる態度に感情を害してしまうかもしれない。このため、相手が話をしている時には、iPodのイヤホンを外したり、コンピュータへの入力を止めるようにするべきなのである。一方、コンピュータに入力している内容が会話に関連するものである場合(例えば、あなたがヘルプデスクの担当者で、相手が問題を抱えた顧客であるという場合)、あなたが何を入力しているのかを相手に知らせておくべきである。

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