Opera Softwareは同社のWebブラウザに対する優先度の高いセキュリティパッチを公開した。このパッチでは、Windowsユーザーをコード実行攻撃とクロスドメインスクリプティング攻撃にさらす、少なくとも3件の脆弱性を修正している。
また、Opera 9.64へのアップグレードでは、DEP(Deta Execution Prevention)とASLR(Address Space Layout Randomization)を新たにサポートした。これら2つの防御メカニズムは、Windowsプラットフォーム上でマルウェアによる攻撃からのダメージを限定的なものにするのに役立つものだ。
Operaは今回修正した3件の脆弱性のうち、1件のみについてしか詳細な情報を提供していない。その1件は、GoogleのTavis Ormandy氏が発見し、報告したものだ。
- 特別に作成されたJPEG画像ファイルによって、Operaのメモリを破壊しクラッシュさせることができる。この問題の悪用に成功した場合、任意のコードが実行される可能性がある。
Opera Softwareは、今回のアップデートでプラグインがクロスドメインスクリプティング攻撃に利用される問題と、3つめの「影響が中程度」の問題を修正したと述べているが、これらの問題の詳細は明らかにされていない。
同社は、「詳細については後日開示する」としている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ