「Windows 7」でMicrosoftのOSは終焉を迎えるかどうかについて、周期的に質問が寄せられる。
ユーザーの中には、Microsoftの次期版のWindowsは完全にクラウドベースになるのではないかと考える人もいるようだ。あるいは、Windowsの名前が付いた「Midori」になるのだろうか?
どちらも間違いだ。要点は次の通りだ:Windowsは、Windows 7がRTM版になって(大筋の予想では2009年秋といわれている)も終わらない。すでに、「Windows 8」が少し前から初期計画/プランニング段階に入っているのだ。実際、ブログサイトのCodename Windowsが報じているように、MicrosoftはWindows 8専任の開発者の雇用を開始している。
Codename Windowsは先週、Microsoftが米国時間4月14日に掲示した求人情報について報じた。それによると、Microsoftは、次期版のWindowsで導入する次世代の分散ファイルシステム・レプリケーション(DFSR)ストレージ技術に強い開発者を探しているようだ。
「次期版のWindowsでは、クラスタサポートと片方向レプリケーションのサポートなどの重要な新機能を予定している。コアエンジンも再設計し、性能を大幅に改善する。われわれは間もなく、Windows 8向けの重要な改善作業も開始する予定だ。ここでは、支店・支局からのファイルアクセスを革新する新技術を盛り込む」。
Windows 8に関連し、4月16日付けで別の求人情報もある。「Windows 8 Server」(「Windows Server 2011」とでもいおうか)にフォーカスしたもので、やはりWindowsのファイルシステムにフォーカスしたものだ。
「Windows Server 2008 R2」では、サーバUX(ユーザーエクスペリエンス)テストチーム(ファイルサーバ管理組織下にある)が、File Server Role向けユーザーエクスペリエンス(UX)/インターフェイスをベースとしたMMC(Microsoft Management Console)を完成させつつある。現在、このチームの下には、DFS(分散ファイルシステム)管理、シェア・ストレージ管理、FSRM(File Server Resource Manager)、分類UI、ディスク管理、SMFSがある。Windows 8では、SSDグループが次世代のファイルサーバを開発している。
MicrosoftがWindows 7の時と同じようにスケジュールを守るとすれば、Windows 8は2011年頃にリリースされるだろう(Microsoftは公式には、2012年を目標としている)。どのような機能が搭載されるのかを予想するのは次期尚早だが、作業を進めていることは間違いない。
読者の皆さんは、Windows 8のクライアントとサーバにどのような機能を望みますか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ