日立製作所は6月16日、PCサーバ「HA8000」シリーズに保守サポート関連のサービスメニューを追加した新モデルを発表した。IntelのXeon 5500 Nehalemを採用したほか、従来はオプションで対応していたリモート管理機能をオンボードで標準搭載する。
また、保守とサポートに関するサービスメニューを強化。データセンターへのサーバ設置と運用管理支援サービスを提供する「預けて安心モデル」と、BladeSymphonyシリーズで提供している「ロングライフサポートサービス」を新たに提供する。
預けて安心モデルでは、HA800/RS210と同RS220を日立が指定するデータセンターに設置し、運用支援サービスを提供する。日立では、このサービスを利用することで、サーバルームの電気代やスペース、専用設備のコストと、運用管理やメンテナンスに関わる費用の両方を低減できるとしている。
同サービスで提供する運用サービスは、24時間365日の死活監視、障害検知時の連絡、障害発生時の保守員受け入れ、ランプチェックなど。
ロングライフサポートサービスは、一定のアセスメント条件をクリアすることで保守期間を2年延長し、7年間のハードウェアサポートを提供するサービス。HA8000/RS210と同220、HA8000-es/RS210と同220が対象モデルとなる。
古いハードウェアの延長保守では、オーバーホールが非常に高額になったり、部品が既に生産されていないなどの問題がつきまとう。日立では同サービスで運用管理コストと、長期運用によるシステム更新費用などを削減することが可能だとしている。
新モデルは同日より販売を開始する。価格と出荷時期は下表の通り。
機種 | プロセッサー最大搭載数 | 価格 | 出荷時期 |
---|---|---|---|
HA8000/RS440 | 4 | 93万4500円〜 | 2009年7月31日 |
HA8000/RS220 | 2 | 45万4650円〜 | - |
同預けて安心モデル | 2 | 81万1650円〜 | - |
同ロングライフサポートモデル | 2 | 60万1650円〜 | 2009年7月31日 |
同新規内蔵RAIDシステムモデル | 2 | 50万7150円〜 | 2009年6月29日 |
HA8000/RS210 | 2 | 43万7850円〜 | 2009年6月22日 |
同預けて安心モデル | 2 | 74万2350円〜 | 2009年6月22日 |
同ロングライフサポートモデル | 2 | 51万6600円〜 | 2009年7月31日 |
同新規内蔵RAIDシステムモデル | 2 | 43万7850円〜 | 2009年6月22日 |
HA8000/TS20 | 2 | 40万50円〜 | 2009年6月22日 |
同新規内蔵RAIDシステムモデル | 2 | 40万50円〜 | 2009年6月22日 |