サイベースは7月27日、同社の高速データウェアハウス専用データベース「Sybase IQ」に最適化された、データローディングツール「Sybase ETL 4.8」の販売を開始した。
Sybase ETL 4.8では、企業の基幹システムに蓄積されたデータベースやテキストファイル、XMLファイルなどのデータを抽出し、Sybase IQのデータベースに書き出せる。
Sybase ETL 4.8は、Sybase IQ向けに最適化された専用ツールのため、高速で正確なデータ移動を低コスト、短期間で実施できるという。主な機能には、新規レコードを追加し古いレコードを削除するバルクモード、ウェブブラウザからグリッドノードを監視および制御する機能などを搭載。UnixやLinux、WindowsなどのハードウェアやOSに対応している。また、販売中の「Sybase IQ 12.7」や、11月に販売予定の「Sybase IQ 15.1」に対応しており、迅速なデータ分析により企業の競争力強化を支援するという。
価格は、通常ライセンスが58万5000円(税別)。プライマリサイトのダウン時に利用可能なスタンバイ用ライセンスが14万6000円(税別)。本来運用しているシステムと並行して利用可能な開発/テスト用ライセンスが17万6000円(税別)。価格はいずれもCPUコア当たりのもの。