ミラクル・リナックスは8月26日、システムインテグレーション(SI)企業向けに、Linux案件に関する技術ノウハウや営業支援を無償で提供する「Linux案件支援プログラム」を発表した。SI企業の営業担当者やエンジニア向けのプログラムとして、同日より提供を開始する。
同プログラムで技術支援の対象となるソフトは、ミラクル・リナックスやレッドハットを始めとする「Linux OS」、クラスタソフト「MIRACLE CLUSTERPRO」、バックアップソフト「NetVault Backup」、「Oracle Database」をバックアップする「MIRACLE StandbyDB X」、負荷分散ソフト「MIRACLE LoadBalancer」、統合監視ソフト「ZABBIX」やバックアップリストアツール「Mondo Rescue」が含まれる。
主なプログラム内容として、Linuxを用いたシステムに関する教育(ハンズオンなし)や、サーバへのインストールテスト、ドライバを確認するマシン検証などが無償で提供される。また、有償サービスも用意しており、ハンズオンでの各システムに関する教育や、負荷試験を追加したマシン検証、現地OJTによる導入作業、評価レポート作成などが受けられる。
同社では今回のLinux案件支援プログラムと、8月4日より提供している複数のLinux OSをインシデント単位で技術サポートする「Linuxインシデントサポート」の両サービスをもとに、SI企業のLinux案件の獲得や、システム導入のプリセールスからポストセールスまでを支援する考え。今後1年間で30社の参加を目指す。