レプリケーションツール「RecoverPoint」も仮想化対応
このほか、レプリケーションツールの「RecoverPoint」も仮想化に対応し、適切にデータが保護されていないボリュームに仮想マシンが移行してしまったり、通信回線の障害等で正しくレプリケーションが行われなかったりした場合、問題の発生を仮想マシン単位で知ることができるようになった。
また、リカバリツール「Replication Manager」でも、ボリュームレベルだけでなく仮想マシンのイメージレベルでのリカバリが可能となり、復旧時間の短縮を実現した。
EMCジャパン執行役員でマーケティング本部長の高橋俊之氏は、「仮想化環境では物理環境と仮想環境を関連づけて運用管理やリソース配分を行うことが必要だが、人海戦術的なやり方では立ち行かなくなることは目に見えている。そのボリュームがバックアップされているかといったことも、従来以上に気を遣って管理しないと抜けが出てしまう可能性をはらんでいる。管理の効率化を図るとともに、障害とミスを減らし、仮に障害が起きたときにも迅速に復旧することが必要だ」と話し、仮想化環境における管理性は従来の環境以上に重要になると強調した。