日本CAとデロイト トーマツ リスクサービス(DTRS)は9月15日、セキュリティ事業におけるアイデンティティ/アクセス管理(IAM:Identity and Access Management)分野で連携し、コンサルティングサービスの提供を開始することを発表した。
第一弾として、DTRS独自のアイデンティティ管理(IDM)導入のノウハウと、日本CAのIAMソリューションが持つ機能を連携させ、効果的なIDMの仕組みを短期間で構築するコンサルティングサービスの提供を開始する。
DTRSは、デロイト トウシュ トーマツの同分野での知識とコンサルティング実績およびノウハウに基づき独自に開発されたアイデンティティ管理とIDライフサイクル管理モデルを活用し、顧客企業の短期間でのIDM導入を可能とするという。また、IDライフサイクルモデルの定着を図るためのセキュリティ意識変革プログラムや、IT内部統制(ロール管理等)にかかわる従業員が、知識やスキルを有効に獲得・蓄積するためのセキュリティ・アンド・プライバシーフレームワークの導入により、企業におけるITセキュリティの向上を支援する。
一方、日本CAは、大規模な企業向けのアクセス制御・管理製品である「CA Access Control」、ウェブアクセス管理およびシングルサインオン製品の「CA SiteMinder」、統合アイデンティティ管理製品の「CA Identity Manager」から構成されるIAMソリューションを持ち、企業戦略に基づいたセキュリティ戦略の立案から、ユーザー行動の監視、そしてその結果測定や状況分析までをサポートするという。
両社は今後、コンサルティングサービスの拡販に向けて、セミナーなどのマーケティングや営業活動についても共同で展開していくとしている。