マイクロソフトのタブレットPC「Courier」に関する続報(確証なし)

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子 2009年10月05日 05時44分

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 Microsoftが開発中という第2世代のタブレットPC「Courier」のビデオと写真がウェブで公開されてから、2週間が経過する。この間、業界のうわさ好きはさまざまな詮索をしている。

 MicrosoftがCourierについてまったくコメントしていないことから(公式な声明文は、「うわさや憶測にはコメントしない」だ)、現時点でフィクションから事実を抜き取ることは難しい。


 だが、うわさ好きの中には、他のうわさ好きより精通している人もいる。以下に、私の情報筋から得た、実証性があると思われる最新情報を記す。

 「実証性がある」と書いたが、正式な意味でではなく、Gizmodoが米国時間9月29日に掲示した新しいCourierの動画情報をベースに実証性があると判断した。Gizmodoの最新の動画は、Courierユーザーインターフェイスが土台とすると思われるジャーナリング機能について詳細を披露している。Gizmodoは次のように説明している。

 Courierのジャーナル機能は、実際にオンラインでパブリッシュでき、ここで示しているように、Courierファイル、PowerPoint、PDFの3つのフォーマットでダウンロードできる。「Delicious Library」似のライブラリもあり、サブスクリプション、ノート、アプリケーションなどを格納する。

 こう聞くと、Courierは確かに、Microsoftの「3つの画面とクラウド」ビジョンにフィットする。このビジョンは、デバイス、TV、PCが同じクラウドベースのサービスやストレージを共有するというものだ。

 私の「精通した」情報筋によると、Courierのジャーナリングは、Microsoftのノートアプリケーション「OneNote」に似ているという。OneNoteは現在、既存のタブレットPCのデモアプリとなっている。この情報筋は次のように述べた。

 このコンセプトは、タブレットというフォームファクタがあれば、OneNoteをどのようにスクラッチから構築するかというソフトウェアアイディアからスタートした。その後、これがタブレット開発に進化した。今日最も成功しているポケットコンピュータは、いまでも「Franklin Covey Planning」なのだ。そこで、デジタルスケジュール帳をどのように構築するかに発展した。

 この情報筋は、CourierのOSは--少なくとも現在では--「Windows 7」であるとも述べている(「Surface」のOSが「Windows Vista」であることを考えると、それほど奇妙な組み合わせでもない。それに、Windows 7はタッチに対応しているのだ)。

 Windows 7のアプリケーションをCourierにインストールすることはできず、これは意図的なものだとこの情報筋は説明する。

 当初のMicrosoft Tabletは、「アプリケーションがタブレットのフォームファクタ向けに調整されていなかったために失敗した。「Word」にはツールバー、メニュー、スクロールバーがあった。タブレットは、「iPhone」のようになる必要がある--つまり、フォームファクタに合わせたユーザーエクスペリエンスを提供することだ」と同情報筋は述べる。

 この人物によると、Courierはインキュベーションプロジェクトであり、Microsoft Researchプロジェクトよりも進んでいることになる。だが、まだ商用化のパイプラインではない。発売目標は2010年半ばという。私にはかなり野心的に見えるが、Microsoftは現在、「Xbox」モデル(現在のTabletの提携各社に依存せずに、Microsoft自身がデバイスを作成する)を検討しているところだという。このモデルの場合、市場投入時間を短縮できる。

 この情報筋の話の確証性は保証できない。だが、Gizmodoの記事と一致する点が多いので、紹介することにした。

 Courierのプロトタイプは、現在のTabletよりも魅力ある製品になるだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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