iPhone 3GからNotesにアクセス--PwC、アイエニウェアのMobile Officeを全社採用

ZDNet Japan Staff

2009-10-28 19:43

 アイエニウェア・ソリューションズ(アイエニウェア)は10月28日、ビジネスコンサルティング大手のプライスウォーターハウスクーパース コンサルタント(PwC)が同社の企業向けモバイルグループウェア「Mobile Office」を採用したと発表した。

 Mobile Officeは、Lotus NotesやMicrosoft Exchangeなどのサーバ側で管理された情報を、Windows Mobile搭載機やiPhoneなどのスマートフォンから利用するための製品。スマートフォン上のデータを直接サーバと同期させることにより、移動先であっても普段利用している会社のメールアドレスのまま、企業メールが利用できる。

 PwCでは、コンサルタントのモバイルワーク環境の改善を目的に、1年前より「iPhone 3G」を全コンサルタントに支給。Lotus NotesのメールやスケジュールデータへiPhoneからアクセス可能な製品を比較検討した結果、Mobile Officeの導入を決定したという。全コンサルタント約1000名での、iPhoneとLotus Notes連携を目的としたMobile Officeの導入では、国内最大規模という。

 両社では、導入の決定にあたって、Mobile Officeが備える安定したセキュリティ機能が重要であったとする。Mobile Officeでは、各種のセキュリティポリシーに対応するほか、大規模企業での運用に耐える柔軟な負荷分散構成が可能という。また、携帯電話のアドレスにメール転送するタイプのモバイル対応とは異なり、通信データの暗号化、携帯電話の紛失時の情報漏えいを防止する端末のハードリセット機能など、様々なセキュリティコントロール機能を備えている点が評価されたとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]