多方面での活用が期待される「GIS」の開発支援ミドルウェアで先行狙うアイエニウェア

大川淳 2009年09月18日 18時30分

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 地図情報と多様なデータを組み合わせ、さまざまな局面で活用する情報システム、GIS(Geographic Information System:地理情報システム)が注目を集めている。

 GISの用途は多岐にわたる。地方自治体や官公庁の都市計画、防災から、各種マーケティングまで、その守備範囲は広い。

 今後、さらに多方面での利用が期待されるGISだが、これをそれぞれの目的に適合したソリューションとして用いるには、開発の効率化が必要になってくる。GISを提供するベンダーの一つであるアイエニウェア・ソリューションズは、GIS向けのミドルウェア「Maplet」を投入し、GIS開発を支援する事業に期待をかけている。

 「Maplet」は、インターネットやイントラネット上でGISを構築するための開発ツール。クライアントマシンのウェブブラウザにプラグインのソフトを組み込むことで、サーバにある地図や属性情報を高速に検索参照するGISを構築することができる。

近藤兼充氏 アイエニウェア・ソリューションズ、エンジニアリング統括部プリンシパルコンサルタントの近藤兼充氏

 同社によれば「デジタル化された地図の描画、各種データとの連携などの処理は、一般的な開発ツールの基本APIでは、きわめて困難」(アイエニウェア・ソリューションズ、エンジニアリング統括部プリンシパルコンサルタントの近藤兼充氏)だという。一般的な開発ツールの多くは「さまざまな電子地図のフォーマットに依存してしまい、地図の操作、検索などの処理が容易ではない」(近藤氏)が、「Maplet」は、クライアント接続を制御するサーバ機能、地図に関連する機能を構築するためのAPI、電子地図を取り込むツールなどを備えており「どの電子地図にも依存せず開発できる」とする。

 また、「Maplet」は「広範囲で、縮尺ごとに異なる地図でも、軽快に操作することができ、複数の業務管理機能を、1つの地図システムで扱えるほか、ウェブを含め、数10ユーザーからの同時アクセスにも対応できるため、全国規模の企業向け地図システムを構築、運用することが可能」という。さらに、スタンドアロンでの利用、クライアント/サーバ、ウェブ、いずれのシステム形態にも対応しており、導入後、ユーザー数の変動に応じ、適した形態を選べるとしている。

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