What's up man?
前回、外国人ヘッドハンターからメールが来た場合、そのメールやその後のやりとりから何を読みとり、どう対応すべきかについてお話ししました。今回は、実際に会ってもいいと感じたヘッドハンターに初めて会う時の心構えをお話ししたいと思います。
私は外資系企業に長くいたので、ヘッドハンターとは公私共に仲良くしています。いつもお互いに情報交換や意見交換をしながら自分の最適なポジションがないか探りを入れているつもりなのですが、なにかと趣味やプライベートの話になりがち。私のいけない所です。
では、ヘッドハンターとミーティングするにあたって、どんな情報をどんな形で用意するべきなのでしょうか。
まずはメモを準備しよう

意味のあるミーティングをするために、まずメモを用意しましょう。ポイントだけでかまわないので、きちんと英語で表現したメモを作るのです。ポイントは簡潔にまとめること。簡潔にすることで、そのポイントをキーにして話しやすくなります。あまりにも大量の情報をメモに詰め込んでしまうと、頭を混乱させてしまうことがあるのです。簡潔さは大切です。
では、実際のメモの中身ですが、必ず押さえておきたいのは「自分の中長期ビジョン」と「これまでの経験」の2点です。
自分の中長期ビジョン
夢でもかまいません。自分はこうなりたいという姿を簡潔に思い描いてください。経営コンサルタントが企業に対して質問する場合なら、「戦略は?」と意地悪な聞き方をしますが、ヘッドハンターとの会話では必要ありません。戦略はヘッドハンターが作ります。自分がなりたい姿は、漠然としていてもいいのです。何もないはずはありません。じっくり時間をかけて考えてください。もしじっくり考えて、今以外の仕事は考えられないと思ったら、即ミーティングをキャンセルし、友達と飲みに行く約束を入れましょう。
これまでの経験
自分の経験は採用する側にとってとても重要ですし、Candidate(候補者)を紹介する立場のヘッドハンターもあなたを客観的に理解しなければ、後で料理できません。単純なのは学歴と資格。これは最終学歴と自分の専門性をアピールできるような資格を書きます。単にたくさん資格があっても仕方ないので、あなたの今後のキャリアにとって意味のないような資格は書かないようにしましょう。