クレオは11月30日、会計システム「ZeeM 会計」の最新版の出荷を開始した。最新版では経営分析を支援するビジネスインテリジェンス(BI)機能で新しい経営分析軸(ディメンション)を追加、そのほかユーザー企業からの要望を中心に機能強化を行っている。
BI機能では、損益計算書をベースの予算と残高の分析機能で、会計期間や部門などのディメンションを任意に選択する。この機能で部門別損益の管理、地域別や製品別の予算実績比を把握できるようになる。
たとえば取引先別の製品売上推移にもとづいた生産計画や販売実績の分析ができるようになる。設定した条件は保存できるため、経営層や部門長が最新データをリアルタイムに照会、分析して、より効果的な経営施策や業務施策の立案が図れるようになるとしている。
最新版では、入力支援としてショートカットキーとファンクションキーを追加している。伝票入力の効率を高めることを目的にしている。マウスレスですべての伝票入力ができるようになっており、従来と比べて2倍以上の経理業務の効率化が期待できるとしている。
また最新版では、「Internet Explorer 8(IE8)」にも対応している。仕訳の知識のないエンドユーザーがウェブブラウザから経費精算伝票や仮払い申請伝票などを起票する機能を活用することで、経理部門での二重入力による業務負担を削減できる。