ITホールディングスグループのユーフィットは、SaaSで提供しているグループウェア「ナレジオン」のライセンス提供を開始したと発表した。価格は1IDあたり1万500円、50ID単位の購入となる。
ライセンスが提供されることで、ナレジオンは、既存システムとの連携開発や機能追加といったカスタマイズが可能になる。ユーザー企業は、SaaS型かライセンス購入での自社運用型か、業種や規模、用途に応じて最適な形態の情報共有基盤を選択でき、グループウェアの利便性を向上させて社内の情報共有と情報の活用を促進できるという。
また、グループや部門など小規模単位によるSaaSでの試験利用後の本格導入、すでにSaaSのナレジオンを利用しているユーザー企業が自社独自のカスタマイズを希望する場合など、SaaS利用から容易に自社運用へ移行できる。
SaaSは本格的な普及期に入ったといわれるが、中堅企業から大企業のグループウェアの利用では、既存システムとの連携ニーズがあり、SaaSでは対応しきれていないという声も多い。今回のライセンス提供開始は、そうしたニーズに対応するためとしている。
ナレジオンは、標準的なグループウェア機能に加え、発信された情報を全社、グループ、個人の3種類のカテゴリに整理し、自動表示するポータル機能で情報を収集、共有する。情報を横断的に検索するキーワード検索と、ネット検索と同様の感覚で使える全文検索機能も搭載している。