F5、「BIG-IP Local Traffic Manager」の仮想アプライアンス版を配布開始

日高彰

2010-03-01 11:49

 F5ネットワークスは、ソフトウェアによるトラフィック管理ソリューション「BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edition」トライアル版の配布を開始した。従来専用ハードウェアによって実現していた「BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)」をソフトウェアの仮想アプライアンスとして提供するもので、今後商用製品も用意する予定という。

 BIG-IP LTMの機能がソフトウェアで実現されることにより、操作の学習や設定、iRules、iControlプログラムの動作検証などをIAサーバやPC上で行うことが可能になる。物理アプライアンスを利用したシステムの構築を行う前に、想定通りの動作を行うための各種設定を済ませることができるので、検証期間の短縮が期待できるとする。

 トライアル版は、F5アカウントに登録すれば無償でダウンロード可能。試用期間は最大90日間で、スループットが1Mbpsに制限されている。同社では2010年上半期に商用レベルのパフォーマンスを備える製品を提供する予定としている。また、トライアル版の公開に合わせて、ウェブベースのトレーニングコース「Essentials Training Class」の無償提供も開始している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    「情シス不足」が生み出す2大リスク--多忙な情シス部門が手放すべき業務とは?

  2. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  3. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  4. ビジネスアプリケーション

    ITSM徹底解説!ビジネスに関わる全ての方へ--「ITSMクイックスタートガイド」

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]