F5、Management Pack最新版発表--マイクロソフト仮想化技術の運用を最適化

田中好伸(編集部)

2009-11-19 18:01

 F5ネットワークスジャパンは11月19日、マイクロソフトの運用管理ソフト「System Center Operation Manager」(SCOM)の管理パックとしてITリソース最適化を図る「Performance and Resource Optimization(PRO)」機能に対応した「F5 Management Pack」の最新版を発表した。

 F5 Management Packを導入することで、F5ネットワークスのネットワーク機器とMicrosoft製品を利用するユーザー企業は、仮想環境でのアプリケーション配信を動的に管理できるようになる。ユーザー企業のIT部門は、仮想環境で稼働するアプリケーションについて、より適切な意思決定を行えるようになるとともに、仮想マシンの管理を自動化することもできる。F5ネットワークスは「Microsoft Hyper-V Server 2008 R2」「Windows Server 2008 R2 Hyper-V」「System Center Virtual Machine Manager 2008 R2」(SCVMM 2008 R2)をサポートしている。

 最新版のF5 Management Packは、4月に発表されたF5 Management PackにPROを追加した。これにより、SCOMとSCVMM 2008 R2とあわせて使用することで、アプリケーション配信網とサーバ環境の可視化を強化することができる。IT部門は、ネットワークやユーザーのシステムへのアクセス状況の変化に応じて、アプリケーション配信を監視して、状況に応じた動的な対応が実現できるという。

 PRO対応のF5 Management Packは、F5ネットワークスの技術者向けコミュニティサイト「DevCentral」から無料でダウンロードできる。ダウンロードするにはDevCentralへの登録が必要だ。

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