富士通、中小企業向けSaaS提供サイト「J-SaaS」の運営を開始

富永恭子(ロビンソン)

2010-06-01 18:02

 富士通は6月1日、中小企業向けSaaS提供サイト「J-SaaS」の運営を、同事業で幹事会社を担っていた新社会システム総合研究所(SSK)より引継ぎ、同日より運営を開始することを発表した。

 J-SaaSは、経済産業省が2008〜2009年度に実施した「中小企業向けSaaS活用基盤整備事業」においてプラットフォームを構築し、2009年3月に提供開始されたSaaS提供サイトだ。主に従業員20名程度の中小企業のITシステム投資や運用の負担を軽減するための業務ソフトウェアを提供している。富士通は、同事業に立ち上げ当初より参画し、J-SaaSの開発と運用を実施していた。

 今後、富士通では、これまでのJ-SaaSの中小企業を支援するコンセプトをベースに、現在約50種ある財務会計、給与計算、顧客管理、税務申告などのSaaSアプリおよび関連サービス商品を拡充する予定だという。また、この事業を同社のクラウドコンピューティングビジネスのひとつとして位置づけ、中小企業のクラウドコンピューティング利用によるIT利活用をさまざまなアプリケーションベンダーとともに推進していくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]