富士通、SAPの“BI-SaaS”日本語版を5月から提供--1ユーザー月額3000円から

田中好伸(編集部)

2010-04-05 15:31

 富士通は4月5日、SAP AGと同社のビジネスインテリジェンス(BI)SaaS「SAP BusinessObjects BI OnDemand」の日本語版を共同開発して、富士通のデータセンターから日本市場に提供することで合意したことを発表した。5月から提供し、月額料金は1ユーザーあたり3000円からを予定している。

 BusinessObjects BI OnDemandは、分散する経営情報を集め、組み合わせて分析、共有することで経営の見える化を実現するとしている。今回提供する機能の一つであるデータマッシュアップは、個々に構築された業務システムから収集した会計データや受注データを、一つの業務システムのデータのようにPCから閲覧でき、経営分析やレポート作成する。

 企業内にある業務システム、たとえば統合基幹業務システム(ERP)のデータは、CSVファイルに落とし込んで、そのCSVファイルをBusinessObjects BI OnDemandにアップロードして、分析する。BIツールの「SAP BusinessObjects Explorer」を標準で搭載している。エンドユーザーはさまざまな経営情報にアクセスして、ナビゲートすることが可能としている。

 BusinessObjects BI OnDemandは2006年から提供。世界で26万人が利用しているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]