インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月16日、同社のクラウドサービス「IIJ GIO」でウェブアプリケーションに特化したファイアウォール(WAF)サービスを10月1日から提供すると発表した。スモールスタートからサービスが利用可能であり、WAFの導入と運用に必要なものがすべてパッケージ化されているという。
第1弾として「WAFスタンダード」を提供する。初期費用が16万円から、月額費用が18万円から利用できる。
運用監視も専門エンジニアが担う。ガンブラー対策にも有効であるとしている。すべての通信ログをアプリケーションセキュリティの専門エンジニアが確認し、WAFの運用管理では負荷の高いセキュリティポリシーのチューニングも、ユーザーが行う必要はない。ウェブアプリの脆弱性検査を行うオプションも提供される。
WAFエンジンは、多くの実績があるというセキュアスカイテクノロジーとの技術協力によるもので、日本人エンジニアが開発しているためマルチバイト文字などの日本特有の問題にも柔軟に対応できるという。IIJでは今後、WAFサービス単体でも利用できるよう対象を拡大する予定としている。