NTTデータは1月4日、運営する「NTTデータ地銀共同センター」が四国銀行にサービスを提供開始したことを発表した。同センターの利用銀行は11行になるという。
四国銀行は、今回のセンター移行に伴い、競争優位性を発揮できるという機能を利用することで、顧客ニーズに迅速に対応、システムのコスト削減が実現できるとしている。
NTTデータ地銀共同センターは、同社の銀行向けアプリケーション「BeSTA」を使用した、地方銀行と第二地方銀行を対象にした共同利用型センター。2004年1月から稼働し、これまで10行がサービスを利用している。同センターの利用行は今回で11行になるが、足利銀行や鳥取銀行など4行が今後の利用を予定している。BeSTAの採用を決定している地銀は25行になるという。
同センターは、参加銀行のノウハウを結集し先進的なシステム機能を追加していくとともに、勘定系を中心に、既存の業務の枠にとらわれずに、ネットバンキング業務機能の拡張、情報系統合データベースの構築、顧客情報の一元化、これらを踏まえた融資統合管理システム、営業支援・経営管理系サブシステム群との連携など、共同化システム範囲を拡充していくとしている。