NTTデータ、メインフレームのマイグレーションを支援する「COBOLクラウド」サービス

ZDNet Japan Staff

2011-01-27 20:48

 NTTデータは1月27日、総合クラウドサービス「BizXaaS」マイグレーションサービスに「COBOLクラウド」メニューを追加し、同日よりサービスを開始した。

 COBOLクラウドメニューは、メインフレーム上に構築されているユーザーのIT資産に対し、クラウド環境を活用して低コストでオープン系システムへの移行を実現するサービス。従来、メインフレームシステム上のIT資産を移行するためには、メインフレームシステムとオープン系システムのアーキテクチャの違いにより、既存プログラムの大幅な修正やレガシー機能に相当する開発が必要だった。そのため、開発費用や移行期間、移行リスクが課題となっていたという。

 COBOLクラウドメニューでは、同社のオープン系基盤ソリューション「PORTOMICS」をBizXaaSのクラウド環境上で、PaaSとして提供する。バッチジョブ制御、階層型DBアクセス、特殊ファイルアクセスなど、メインフレームシステムの代表的な機能群を用意し、従来個別SIが必要であったメインフレームシステムのマイグレーションを業務プログラムの移行だけで実現するという。これによりダウンサイジングのボトルネックのひとつであった移行に伴う初期コスト、期間、リスク等を解決するとしている。

 NTTデータでは、BizXaaSマイグレーションサービスについて、2011年度に5件、3年で50件程度の導入を見込んでいる。また、適用先システムの導入に合わせてAMO(Application Management Outsourcing:アプリケーションの運用保守代行)サービスも提供する予定としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

  4. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  5. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]