オープンソースを理解するための10の用語とコンセプト - (page 2)

Susan Harkins (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2011-06-09 08:00

4.Open Source Initiative(OSI)

 OSIはオープンソースコミュニティーの教育と支援を目的とする非営利法人だ。自分が作ったプログラムをオープンソースと呼ぶことは誰にでもできるが、この組織は、業界が一致して広く認めるコンプライアンスと商標に関する情報を維持している。言い換えれば、OSIのおかげで、みんなが上手に振る舞えているということだ。

5.コミュニティー

 プログラマーが一旦オープンソースプログラムを配布すると、そのプログラムは広まっていき、多くの人がそれを使い、サポートするようになる。そのコードを改善し、そこから学んだことを共有しようとする協力的な活動を行う場が、そのプログラムのコミュニティーだ。活動的でためになるコミュニティーは、オープンソースプログラムの健全性と成功に不可欠のものだ。

6.コミッター

 コミッターはコミュニティーのエキスパートであり、品質管理を行う。誰かがそのプロセスを管理する必要がある。コミッターはコミュニティーの経験に基づいて、ライセンスされた大本のプログラムにどの修正を取り入れるかを実際に判断する。イメージできると思うが、コミッターとして活動するということは、綱渡りと少し似ている。コミュニティーの善意とソースコードの完全性の間で、常にバランスをとる必要があるのだ。

 もちろん、ユーザーは修正を行うことも、それを配布することも自由にできる。しかし、それらの変更が大本のライセンスされているバージョンに反映されるとは限らない。

7.収益源

 これは実際には、オープンソースの用語ではない。しかし、オープンソースの世界に入ると、この言葉をよく聞くようになる。プログラマーが自分の作ったものを無料で差し出すとしたら、彼らはどうやって生活すればいいのだろうか。ここで、収益源の問題になる。多くの人は、広告収入が得られるサイトに頼っている。あるいは、サポートやトレーニング、コンサルティング契約、カスタム開発などでお金を取っている人もいる。特定のサポート、サービスアップグレードなどの保証に対して、登録費を取ることも比較的一般的だ。あるいは、組み込みソフトウェアは、より大きな商用パッケージに含まれて配布されるオープンソフトウェアだ。実際に収益を作り出すのは、ほかの製品やサービスであることが多い。大本のオープンソースソフトウェアはオープンソースのままだが、そのソフトウェアを提供している人や組織は、そのソフトウェアと一緒に使われる補完製品を売ることで、収益を上げている。

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