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Slackwareは管理が容易ではなく、使い勝手にも難があるという理由で多くのLinuxユーザーから敬遠されている。しかしこのディストリビューションは、そういった難点を補って余りある利点を持っているのだ。
SlackwareというLinuxディストリビューションがある。ひょっとしたら、あなたも使ったことがあるかもしれない。あるいは、使用を検討したことがあるかもしれないし、難しそうだという理由で敬遠しているかもしれない。Slackwareは最もパワフルなディストリビューションの1つと言えるだろう。とは言うものの、そのパワフルさには代償が伴っている。他の多くのディストリビューションほどユーザーフレンドリーではないのである。実際のところ、Slackwareは難しさという点でGentooに匹敵すると言ってもよいだろう。
そういった理由でSlackwareを敬遠しているのであれば、さまざまな利点を享受し損なっていることになる。以下では、Slackwareを試しに使ってみる(あるいは再挑戦してみる)べき理由を10個紹介している。インストールの途中で両手を挙げて「降参だ!」と叫ぶ前に、以下の内容に目を通してみてほしい。
もし極めて高い安定性を求めるのであれば、Slackwareに優るディストリビューションを見つけ出すことは難しい。これ以上の言葉は必要ないはずだ。Slackwareには20年近い歴史があり、最も堅牢なディストリビューションという評判を長期に渡って維持してきている。この言葉が真実であるということは、Slackwareを実際に使用してきた筆者の経験(筆者は自らのLinux歴を通じてさまざまなバージョンを使用し続けてきているうえ、最新のバージョンもインストールしている)から、断言できる。SlackwareはOSとしてこれ以上ないほど堅牢なものとなっている。サーバで使用してもデスクトップで使用しても、Slackwareは高い安定性をもたらしてくれるはずだ。
Slackwareはその他の多くのディストリビューションに比べると、セキュリティ上の落とし穴に陥ることが少ない。こういったセキュリティ水準の高さを支える理由はたくさんある。例を挙げると、Slackwareでは万全と考えられるまで新バージョンのリリースが行われない。このためSlackwareは、一定期間ごとにリリースされるディストリビューションや、頻繁にリリースされるディストリビューションに比べると、バグやセキュリティホールが少ないというわけだ。また、SlackwareではSynapticやyumといったパッケージマネージャを使用せず、ソースコードの状態からアプリケーションをインストールすることが一般的であるという点もセキュリティの強固さにつながっている。
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