#9:SlackBuilds
ソースコードからのインストールは気が進まないというのであれば、さまざまなアプリケーションのインストールを自動化するビルドスクリプトのリポジトリを提供しているSlackBuilds.orgというサイトを利用することもできる。このサイトでは、システムツールからデスクトップツールに至るまで、さまざまなアプリケーションのインストールを可能にする数多くのスクリプトがダウンロードできるようになっている。また、SlackBuilds.orgではハウツーが書かれた素晴らしいドキュメントも提供されている。さらに、コミュニティからの新たなスクリプトのアップロードも可能だ。
#10:IT分野における実力の証明
大げさだと感じるかもしれないが、Slackwareを使用し、管理しているという事実は、他の分野における何らかの実績と同様に、管理者としての尊敬を勝ち取るうえで大いに役立つ売り文句になると筆者は考えている。Slackwareを使用、管理している場合、他の多くのOSを使用、管理している場合に比べ、アピール度をより高められるのである。Slackwareを使用しているという事実は、そのOSに精通しているだけでなく、Linuxや信頼性、GPLへの準拠を重要視しているとも見なされるわけだ。こういった点を誇れるということは、自らの売り文句を即座に、そしていつでも立証することが求められる業界においてとても有益なのである。
使ってみる価値がある
Slackwareは完璧なOSなのだろうか。そんなことはない。確かに難しいところもある。しかし、そういった難しさを乗り越えることができれば、信頼性とセキュリティの高さで名を馳せているディストリビューションならではの数多くのメリットを享受できるようになる。そういった理由から、是非とも最新バージョンのSlackwareを使ってみてもらいたい。インストールしてみれば、今まで経験したことのないほどの素晴らしさを秘めたOSであることが実感できるはずだ。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。