在宅勤務するITプロフェッショナルに必要不可欠な10のツールとサービス

Justin James (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2011-09-07 07:30

 わたしは3年以上自宅のオフィスで仕事しており、幅広いIT関連の役割(例えばソフトウェア開発者、ネットワークエンジニア、システム管理者など)を含む業務を行っている。わたしはこの期間に、在宅ワーカーに必要なオフィス機器、ソフトウェア、サービスは、オンサイトで仕事をする場合とは違っていることを学んだ。この記事では、わたしが発見した在宅ITワーカーに必要な10のツールとサービスを紹介する。

1.高品質なインターネット接続サービス

 在宅で働く場合、仕事をするのに一日中インターネットが必要になることは明らかだ。多くの人は勘違いをして、安価なインターネットサービス(例えば一般利用者向けのDSLサービスやケーブルモデム接続など)を手に入れようとする。問題は、これらのサービスは高速なダウンロードを提供することを主眼としており、時折バースト的に帯域を使用して大きなファイルを取得することを想定している。しかし、アップロードの速度は遅く、固定IPアドレスもなく、品質の保証もない。

 わたしは、ビジネス向けのサービス契約をお勧めする。より値段は高いが、在宅ワーカーにとっての利点は大きい。例えば固定IPアドレスがあれば、自宅のオフィスでサービスを開始するのも容易で、必要ならサービスを自分でホストすることもできる。ビジネス向けサービス契約には、一般向けサービス契約とは異なり、帯域の保証と技術サポートの対応時間保証も付いている。多くの場合、こういったサービスの帯域は一般利用者のアクセスから分離されており、隣の家でBitTorrentやXbox Live、Netflixなどで帯域を大量消費していても、自分のアクセスが邪魔されることはない。

2.固定電話

 携帯電話はすばらしいが、通話品質の面では、本物の固定電話に優るものはない。その電話がVoIPに接続されている場合でも、通話の品質は携帯電話よりもはるかに優れている。オフィスにいる場合よりも電話をする機会は多くなるはずで、通話の品質はより重要になる。わたしはよい携帯電話とよいBluetoothヘッドセットの組み合わせも試してみたが、電話代が高額になるばかりでなく(多くの場合月200ドルを超えた)、通話品質は最悪だった。今では、値段の安い電話機とVonageのアカウント、そしてJabra GN9350ヘッドセット(この品物は非常にお勧めだ)を使っているが、電話口でもう一度言ったことを繰り返して欲しいと言われることはまれだ。

3.会社名義のクレジットカード

 自前でなんでもやらなくてはいけない場合、購買部が何かを買って送ってくるのを待ってはいられない。そしてITプロフェッショナルとしては、立て替え払いしておいて後から精算できる以上の額のものを購入することも多いはずだ。それに加え、出張に行って旅費を支払わなくてはならないこともある。会社に会社名義のクレジットカードを作ってもらえば、人生はずっと楽になるだろう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]