7.スマートフォン
オフィスで働いていたときには、スマートフォンは「持ちたいもの」であって、「持つべきもの」ではなかった。自分の席を離れる場合も、何かまずいことが起こったら歩いて10分で戻れる距離以上に離れることはまれだった。しかし同時に、終業後にオフィスに戻らなくてはならないのは本当の緊急事態だけだと想定されていた。在宅勤務の場合、時刻や時間に関係なく対応できると仮定されている。スマートフォンを持てば、常に何が起こっているかを把握でき、対応能力も持ちながら、重要性が低い問題はふるいにかけることができる。特に、スマートフォンが電子メールをシームレスに扱えることが重要になる。わたしの場合、これまでに使ったものの中ではSamsung Focus(WP7デバイス)が一番自分のニーズに合っていることがわかったが、これは個人の好みとニーズの問題だ。
8.電源の保護
オフィスでは、IT部門と施設部門が電源の問題に対応してくれていた。自宅では、停電に対処し、電源のサージから機器を保護するのはわたしの責任だ。「電源トラブル」でダメージを受けた機器を3日以内に修理する契約と、質の良い、電源コンディショニング機能を持ったUPSに経費をかけるのを比較すると、UPSの方が分がいい。わたしは、ローエンドのEatonのPowerwareデュアルコンバージョン方式UPSが気に入っている。このUPSは、停電時にはわたしの小規模な構成に対して十分な駆動時間を与えてくれ、電源トラブルが起きても壊滅したりしないことを100%保証してくれる。
9.ラップトップ・ノートPC
在宅勤務をしていると、少なくとも時々長距離を移動する必要が出てくる。わたしの場合、本拠のオフィスに年に約1回行くほか、年に何度か長期休暇や3連休に出かけているのがそれにあたる。これは、最高のモバイルPCの購入を正当化するほどではないが(わたしは3年前に中程度だったラップトップを使っている)、それでも1台は必要だ。読者の要件によっては、もっといいものが必要かもしれない。わたしはデスクトップマシンは強力なものにしておき、ラップトップには外出時に必要十分なだけのパワーを持ったものを使うのが好みだ。完全にデスクトップの代わりになるものを好む人もいるだろう。
10.スポーツクラブの会員契約
スポーツクラブがなかったら、わたしはおそらく週に3回は外出しているだろう。スポーツクラブに毎日通うことは、運動になるだけでなく、仕事の日々にどうしても必要な休みを与えてくれる(ランチの休憩は取らなくなることを思い出して欲しい)。わたしは在宅勤務になって、オフィスにいたときよりもさらに動かない生活になっているため、スポーツクラブに行くことは、健康と正気を保つために非常に重要なことだ。スポーツクラブが嫌いなら、毎日散歩するかジョギングをしたほうがいい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。