TIS、無償のBCP簡易アセスメントサービスを提供

ZDNET Japan Staff

2011-09-26 16:02

 TISは9月26日、事業継続計画(BCP)の策定や見直しを支援する「BCP簡易アセスメントサービス」の提供開始を発表した。同社が提供するBCP関連サービスの一部として無償で提供する。

 BCP簡易アセスメントサービスでは、約50項目の質問項目を設定し、回答内容から事業継続に対するリスクを洗い出し、最短で5営業日以内に対策と合わせてレポートする。このアセスメントのレポートもすべて無償で提供される。TISでは、このサービスを利用することで、目に見えにくい事業継続のリスクを迅速に把握できるとともに、対策の優先順位やスケジュール、コストの概要を整理し、具体的なBCPの策定と見直しに着手することが可能になるとしている。

 BCP簡易アセスメントサービスは、「全社BCP簡易アセスメント」と「IT-BCP簡易アセスメント」という2つのサービスで構成される。全社BCP簡易アセスメントは、防災対策に関する方針や計画の策定から経営者による定期的な点検、社員教育など、ITに限らず事業全体の継続性を確保する上での課題と対策をレポートする。IT-BCP簡易アセスメントは、ITに特化した診断を提供するサービスで、個々のシステムのバックアップ対策や情報機器の設備点検、防災対策など、事業継続計画の中核を担うIT面でのリスクと対策をレポートする。

 TISでは、これらの2つのアセスメントにより、事業そのものの継続とそれを支えるITシステムの両方のリスクを洗い出すことができるとしている。アセスメントの結果明らかになった強化ポイントや改善事項については、同社が提供するBCP策定支援サービスやリモートアクセス、仮想デスクトップ、データセンタサービスなどで代替拠点確保の支援や情報共有の強化を進められるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]