iTunesは日本のユーザーのために作った--スティーブ・ジョブズとニッポン

大河原克行 2011年10月07日 06時00分

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 Steve Jobs氏は何度も来日しているが、ここ数年は来日して公式な場に姿を表すことはほとんどなかった。

 2005年8月4日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにおいて、iTunes Music Store(当時)のサービスを日本でも開始するという発表会見に姿を見せたのが、大きなイベントでは最後だったといえる。

 会見場では、日本の国旗をスクリーンに映し出しながら、「これは日本のユーザーのために作ったサービスだ」として、日本のユーザー向けに様々なアイデアが盛り込まれていることを紹介しながら、日本での同サービス開始を発表したのは印象的だった。

 その際、東京国際フォーラム近くにある無印良品の店舗内にあるオーガニックレストラン「Meal MUJI 有楽町」で、会見終了後に米国本社の社員を連れ添って昼食を取るのを目撃したという記者もおり、宿泊したホテルを出る際にオーガニックレストランに目星をつけて昼食のメニューを決定していたようだ。

 会見後にオーガニックレストランに出向くあたり、健康には気を遣っていた側面が窺い知れる。

 2003年11月には、国内初の直営店となるアップルストア銀座のオープンに駆けつけ、自らがアップルストアの重要性を説明したのも驚きだった。

 会見のなかでJobs氏は、「銀座という素晴らしい場所に立地したことで、Appleを知らない人もアップルストアを訪れることができ、その魅力を伝えることができる。その点では攻めの店舗になる」と位置づけた。

 現在でも、アップルストア銀座はその役割を果たしているといえよう。

 だが、その一方で、日本という国に関してはあまり興味がなかったことを指摘する声があったことも事実だ。

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