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IT活用とディスカッションで効果的な案件開発を実現したダイキン工業 - (page 2)

山下竜大 冨田秀継 (編集部)

2011-12-31 15:00

自動車グループでは十数件の新規案件を計画

 今回、ダイキン工業がひびきシリーズを導入した最大の目的はコミュニケーションの活性化である。新家氏は、「ディスカッションのベースになるのがひびきシリーズでした。データを入力するだけでなく、入力されたデータを活用して、各部門、各グループの垣根を越えて議論を深めていくことが最大の狙いです。ひびきシリーズを導入して約1年が過ぎましたが、すでに効果が出はじめています」と話す。

 たとえば化学事業部の自動車グループでは、ひびきシリーズに入力された情報を2週間に1回、担当者がとりまとめ、次にどのようなアクションを取るべきかをグループ全体でディスカッションしている。これにより、すでに十数件の新規案件が開発されている。新家氏は、「実は当初、グループウェアからひびきシリーズへの移行に最も難を示したのが自動車グループでした。しかし目的を理解した現在では、最も効果的に活用しています」と話している。

 また海外拠点の営業担当者からも、ひびきシリーズは高く評価されている。グループウェアを利用していたときには、欧米や中国の拠点からグループウェアに登録されている営業情報にアクセスすることができなかった。しかし、ひびきシリーズを導入したことで、インターネットに接続できれば、どこからでも営業情報にアクセスができる仕組みになっている。

 新家氏は、ひびきシリーズについて次のように語る。「営業情報の登録や参照が容易なところが気に入っています。また検索も非常に簡単です。さらに携帯電話やスマートフォンなどのデバイスからも、営業情報にアクセスできるのも便利です。そのほかグループウェアに情報を登録したときに飛び交っていたメールがなくなったことで、メールの量が減ったという実感があります」

まずは他グループに、その後は海外拠点にも展開

新家伸洋氏
新家伸洋氏

 2012年度の展開について新家氏は、「自動車グループの成功体験をほかのグループにいかに展開していくかが重要なポイントになります。また研究部門のシーズをいかに営業案件に育てていくかということも重要です。研究部門では、情報共有化が遅いと競合に先を越されてしまうので、最先端の研究を、いつ、どこまで共有するかの判断が非常に難しいところです」と話します。

 さらに2013年度には、ひびきシリーズを中核とした情報共有基盤を海外拠点に展開することも計画されている。新家氏は、「ひびきシリーズを海外拠点に展開することはもちろん、現在は拠点ごとに構築されているウェブサイトも1つのドメインに統合することで、営業情報はもちろん、お客様からの問い合わせなども集中管理していくことを計画しています」と話している。

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