SCSKと日本ストラタステクノロジー、ネットアイキューは1月30日、ランブックオートメーション(RBA)分野で協業することを発表した。SCSKはストラタスとネットアイキューの製品を組み合わせ、IT運用管理の自動化サービスを同日から提供する。
協業の具体的な内容としては、ストラタスの無停止型仮想化プラットフォーム「Stratus Avanceソフトウェア」に、NetIQのIT運用管理プロセスの自動化ソリューション「NetIQ Aegis」を実装。SCSKが高信頼性IT運用管理自動化サービスとして提供する。
高信頼性IT運用管理自動化サービスは、2台の標準IAサーバにStratus Avanceソフトウェアをインストールし、その仮想環境上にゲストOSとNetIQ Aegisを実装する。従来のクラスタ方式における複雑な設定と運用、切り替え時の処理の中断といった問題を回避し、Aegisを無停止で運用できるようになるという。Aegisが稼動中のサーバに異常や障害の予兆を検知した際は、Stratus Avanceソフトウェアの自動ライブ・マイグレーション機能でAegisを別のサーバに移動させる。その間、Aegisは連続稼動を続け、発生した事象は運用管理者に自動的に報告される。
ランブックオートメーション(Runbook Automation)は、運用手順書(ランブック)の自動化機能。仮想化環境の普及に伴いITインフラが複雑化するなか、運用管理の自動化と効率化を高める技術として注目されている。
SCSKでは100台以上の運用管理対象サーバを所有する企業を対象に、2013年3月までに30社への導入を目指す。