楽天銀行、ERPパッケージでIFRS対応基盤を整備--新規事務プロセスも同時に

田中好伸 (編集部)

2012-02-01 14:52

 ネット専業銀行の楽天銀行は国際会計基準(IFRS)対応の基盤となる新規事務プロセスと会計システムの整備を2011年12月末に完了させ、2012年4月から稼働させる。日本オラクルとプライスウォーターハウスクーパースが2月1日に発表した。

 楽天グループは、国内外の投資家に目を向け、グローバルスタンダードである会計基準を採用すべきという思想のもと、IFRS対応を検討してきている。楽天銀行は2010年5月にイーバンク銀行から楽天銀行に商号を変更、2010年10月に楽天の完全子会社になっている。

 IFRS対応策として、会計システムにオラクルの統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」を採用。複数の会計基準対応が標準で整備されているためだ。プロジェクトは約12カ月で完了している。

 プライスウォーターハウスクーパースは(1)全社プロジェクトの推進、(2)会計方針の策定、(3)日本基準との会計基準差異が発生する金融商品についてIFRS対応仕訳を生成するための事務とシステム構築の支援――といった作業を担当している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    量子コンピューターの実用化がもたらす脅威とは?既存の暗号資産を守る“4つのステップ”を徹底解説

  2. セキュリティ

    攻撃者がクラウドを標的にする仕組みとは? CrowdStrikeのレポートから考察する

  3. 経営

    「作って終わり」のマニュアルを「活用される」マニュアルにするためには?

  4. セキュリティ

    脱「PPAP」で考える、重要なファイルを安全に送付・共有する最適解とは?

  5. コミュニケーション

    Slack 導入事例集 2023:伊藤忠テクノソリューションズはいかに営業チームを1つにまとめたのか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]