世界2位のクラウドベンダー コンカーが国内展開を本格化--三村社長に聞く - (page 2)

大河原克行

2012-02-10 12:43

三村:力を注ぐところは一気に注いでいく。とにかく、ここで勝負をしたい。都内の大手企業のCFOなどを対象にダイレクトメールを送付して集客したところ、すでに1000人以上の方々から出席の返事をいただいています。

 これは裏話なのですが、社長就任からわずか3週間後の2011年10月24日に、米シアトルの本社で日本で300人規模のイベントをやりたいと提案したのです。しかし、本社幹部の間からは、日本ではまだ認知度が低く、とても300人なんて無理だといわれました。ところが蓋を開けてみたら、それを大きく上回る集客を達成しました。

 さきほど、経費精算をなんとかしたいという潜在ニーズがあるというお話をしました。これまで経費処理の部分は、手間がかかるものの直接的な利益を生まないために、課題解決という点で後回しにされる傾向が強かった。また投資をしたくないという意識すらあった。だが、ここに課題があることは多くの人が気づいています。コンカーが提供するクラウドのインフラを活用することで、手軽に、しかも低コストで課題解決を図れるという期待感が高まっているといえます。

--このイベントを通じて、どんな成果を期待していますか。

三村:コンカーが提供する経費管理ソリューションを正しく理解していただくということは重要な要素だと考えています。そして「コンカー クラウドフォーラム 2012」を通じて、商談のきっかけをつかみたい。なかでも「マイルストーン・リファレンス」となるような大手企業における導入事例を獲得できれば、今後のビジネスにも弾みがつきます。

--セールスフォースの話がでましたが、なぜCEOのマーク・ベニオフ氏がコンカーに出資しているのでしょうか。

三村:コンカーの創業者であるスティーブン・シンがベニオフ氏と親友であり、ともにクラウド産業を成長させようという点で共通の認識を持っていることがあげられます。

 ベニオフ氏は日本の政財界とも強いパイプがありますから、スティーブンの来日にあわせて、ベニオフ氏の紹介で日本の大手企業に訪問するといったことも実際にあります。これは、日本における事業拡大という点でも大きな影響がありますね。

 一方で、アレン・マイナー氏は長年に渡るベンチャー支援を通じて、日本におけるソフトウェアビジネスに精通しています。私もことあるごとに相談をしています。

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