Facebookが、アイトラッキングサービスを手がけるベンチャー企業のGazeHawkを買収したことが分かった。重要なポイントは、GazeHawkの技術ではなく人材の獲得を目的とした買収である点だ。
アイトラッキングとは、ウェブページの閲覧に際して読者の視線がどのように動くかを解析する手法やシステムの総称。2009年12月に設立されたGazeHawkでは、ウェブカメラを用いて視線を解析するサービスを提供していた。
Facebookがファイル転送サービスのCMIを買収したときの目的も人材の獲得だった。同様のことは、地域SNSのGowallaとQ&AサービスのFriend.lyの買収でもいえる。また、CMIとGazeHawkにはY Combinatorの支援を受けていたという共通点もある。
GazeHawkの従業員6名は来週にもFacebookに合流する。同社の声明によると、移籍後はFacebook本体とバックエンドの開発プロジェクトを担当する予定だ。