Facebook、アイトラッキングのGazeHawk買収--Y Combinator支援のベンチャー

冨田秀継 (編集部)

2012-03-09 13:01

 Facebookが、アイトラッキングサービスを手がけるベンチャー企業のGazeHawkを買収したことが分かった。重要なポイントは、GazeHawkの技術ではなく人材の獲得を目的とした買収である点だ。

 アイトラッキングとは、ウェブページの閲覧に際して読者の視線がどのように動くかを解析する手法やシステムの総称。2009年12月に設立されたGazeHawkでは、ウェブカメラを用いて視線を解析するサービスを提供していた。

GazeHawk

 Facebookがファイル転送サービスのCMIを買収したときの目的も人材の獲得だった。同様のことは、地域SNSのGowallaとQ&AサービスのFriend.lyの買収でもいえる。また、CMIとGazeHawkにはY Combinatorの支援を受けていたという共通点もある。

 GazeHawkの従業員6名は来週にもFacebookに合流する。同社の声明によると、移籍後はFacebook本体とバックエンドの開発プロジェクトを担当する予定だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]