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米インフォア、IBM新システムとの連携や開発フレームワークを発表

藤本京子

2012-04-25 17:34

 米Inforは4月24日(米国時間)、コロラド州デンバーにて開催中のイベント「Inforum 2012」にて、同社のERP製品がIBMの提供する新システム「IBM PureSystems」に対応したことを発表した。

 PureSystemsとInforの業界別アプリケーションを組み合わせることで、「業務に最適化されたシステムがすぐに利用できる」と、InforプレジデントのStephan Scholl氏。ユーザーは通常、ERPに加えてCRMやPLM、SCMといったソリューションを組み合わせて利用するが、PureSystemsはこうした複数のシステム導入を簡素化し、導入スピードを向上させるという。

 同日の基調講演では、米IBM ソフトウェアグループ ミドルウェア・ソフトウェア担当シニアバイスプレジデントのRobert LeBlanc氏がゲストとして迎えられ、「現在のシステムは、インテグレーションやコンフィギュレーション、メンテナンスなどに時間がかかりすぎている。そこでIBMは、さまざまな専門知識をあらかじめシステムの中に組み入れることで導入の時間やコストを削減できるPureSystemsをリリースした。このシステムに組み入れる専門知識はパートナーのものも含まれており、今回の発表はInforの専門知識をPureSystemsに組み入れたものだ」と述べた。

 PureSystemsでまず利用可能となるInfor製品は、「Infor10 ERP iEnterprise (LX)」「Infor10 ERP Discrete iEnterprise (XA)」「Lawson M3 ERP Enterprise」の3製品。次の四半期には「Infor10 ERP Enterprise (LN)」「Infor10 ERP iBusiness (System21)」「Infor10 HCM iEnterprise (Infinium)」「Infor10 Financials iEnterprise (Infinium)」にも対応する予定だ。

 また、Inforは同日、開発フレームワークの「Infor10 Mongoose」も発表している。Mongooseは「Infor10 ERP Business (SyteLine)」のユーザーに向けたもので、同製品のユーザーはMongooseを活用し、SyteLine上で自由にアプリケーションを開発できる。

 Mongooseは、ほぼコーディング不要でアプリケーションが開発できる統合開発環境。米Inforでソリューションイノベーション担当バイスプレジデントを務めるJames Willey氏は、インタビュー取材で「ユーザーはアプリケーションをニーズに合わせてカスタマイズすることが多いが、Mongooseを使うとアプリケーションを簡単にパーソナライズできる」と話す。あえて「カスタマイズ」ではなく「パーソナライズ」という言葉を使うWilley氏は、その理由を「カスタマイズのようにコードをいじる必要はなく、ベースとなるアプリケーションに影響を与えることなく変更を加えることが可能なためだ」という。

 Mongooseには、再利用可能なビジネスルールやロジックが定義された共通オブジェクトがあらかじめ構築されている。さまざまなウェブクライアントに対応しており、Inforの提供するソーシャル対応のユーザーインターフェース「Infor10 Workspace」上でアプリケーションを稼働させることも可能だ。「Mongooseは、ビジネスドキュメントやプロセスの仕組みを理解しているため、ユーザー自らがInforのアプリケーションと連動するアプリケーションを容易に構築できる」とWilley氏は説明している。

 Inforは、2月よりイタリアのFerrariが運営するレーシングチームScuderia Ferrariのスポンサーとなったことから、今回のイベントでは展示会場にレーシングカー「2012 Ferrari Formula 1」が展示されていた。なお、Ferrariは1998年以来の「Infor10 ERP Enterprise (LN)」のユーザーでもあり、同時利用者数は450人とのことだ。


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