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国内ビジネスサービス市場、2016年に1兆円越え--BPOは前年比5%増の6000億円

田中好伸 (編集部)

2012-05-31 17:58

 IDC Japanは5月31日、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)とビジネスコンサルティングで構成される国内ビジネスサービス市場予測を発表した。2012年の同市場は前年比5.4%増の8661億円になり、成長率は2011年よりも上昇する見込みと予測している。

 調査対象のBPOは人事、カスタマーケア(コールセンター)、財務経理、調達購買の4分野。2012年のBPOの市場規模は前年比5.0%増の5917億円になる見込み。2011年に続いて2年連続のプラス成長になる。

 その背景として、リーマンショック後の景気低迷期を経て、企業が競争力強化に取り組み始めており、業務の外部委託を進めてコアビジネスに経営資源をシフトする傾向が強まっていると説明する。特にコスト削減効果が把握しやすい調達購買のBPOサービスでは、高い成長率で市場が拡大。人事BPOサービスも、福利厚生業務の外部委託で高い成長率になるとみている。

 国内のビジネスコンサルティング市場は、新しい成長戦略を策定、実行しようとする企業が増えており、2012年の市場成長率は前年比6.1%増と、2011年よりも高まると見込んでいる(2012年の市場規模は2744億円)。

 海外進出での経営課題、業務や組織の改革などで、専門家のコンサルティングに対する需要が拡大するとみている。国内企業でのM&Aや事業再編が加速していることも、外部のコンサルティングに対する需要を拡大させる要因になると分析している。

 BPOとビジネスコンサルティングをあわせた国内のビジネスサービス市場は、2011~2016年の年平均成長率が4.5%で推移し、2016年の市場規模は1兆258億円になると予測している。給与業務やコールセンターのBPOサービスなど一部の市場セグメントでは価格競争も激化していると説明する。

図 2011~2016年の国内ビジネスサービス市場支出額推移(2011年は実績値、2012年以降は予測、出典:IDC Japan)

 IDC Japanの伊藤未明氏(ITサービスリサーチマネージャー)は「サービス事業者は、サービスメニューの拡充に努めるとともに、ITやオフショア拠点を活用して、効率的なサービス提供の体制を整備することが重要」とコメントしている。

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