トレンド、モバイル端末セキュリティソフト新版--アプリ管理を強化

田中好伸 (編集部)

2012-06-27 16:09

 トレンドマイクロは6月27日、モバイル端末セキュリティソフトウェアの新版となる「Trend Micro Mobile Security(TMMS) 8.0」の受注を開始した。6月29日から出荷。税別価格はアカウント250~499でスタンダードが3110円、アドバンスが6220円となっている。

 TMMSは、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末向けに盗難や紛失時の端末上のデータ消去、GPSを利用した位置情報での端末検索、カメラやBluetoothの使用制限といった端末管理と、不正プログラムの検索や不正なウェブサイトへのアクセスを防止するセキュリティ対策の両方を提供する。

 新版のTMMS 8.0では、アプリの管理機能を強化している。各モバイル端末にインストールされているアプリ名やバージョン情報を一覧して、アプリのインベントリを管理する。利用を許可するアプリや禁止するアプリを指定して、業務上必要ないアプリの利用を制限するアプリ制御機能も搭載している。

 Android端末向けのアプリ制御機能は、「連絡先のデータ、所有者の情報を読み取る」「GPSを利用して位置情報を取得する」など、アプリのインストール時に求めるパーミッションの種類を指定して、利用可否を設定できる。

 TMMS 8.0のアプリ配布機能では、全社やグループごとに推奨するアプリを設定して、各モバイル端末でのインストールを促すことができる。Google PlayやApp Storeなど外部のアプリストアで公開されているアプリだけでなく、企業が独自に開発したアプリも配布できる。エンドユーザーは端末に表示されるアプリのリストやウェブクリップをクリックすれば、対象のアプリをインストールできる。

表 機能一覧
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]