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EMC、検証済みインフラモデル「VSPEX」--用途や規模にあわせて柔軟に対応

田中好伸 (編集部)

2012-07-05 15:33

 EMCジャパンは7月5日、検証済みインフラモデル「EMC VSPEX」を発表、発売を開始した。価格は個別見積もり。同社のパートナープログラム「EMC Velocity」に参加して、VSPEXの認定を受けたパートナー企業から提供される。

 VSPEXはEMCのストレージのほかに、Cisco SystemsのIAサーバとスイッチ、Brocade Communications Systemsのスイッチといったハードウェアの上に、MicrosoftやVMwareのハイパーバイザを搭載する検証済みモデル。使用用途や規模にあわせてマシンの構成が変わる。検証が済んでいるリファレンスアーキテクチャであるため、どういった構成であっても、ユーザー企業やシステムインテグレーターが最初から検証をする必要がない。

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 一般的なシステム構築では、IAサーバやストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアにOSやハイパーバイザ、データベースやアプリケーションサーバなどのミドルウェア、さらにビジネスアプリケーションといった構成を組む際に、目的にかなうものかどうかを検証する必要がある。今回のVSPEXは、そうした検証をあらかじめ終わっていることから、より導入しやすいといわれている。

 EMCは傘下のVMwareのハイパーバイザ「vSphere」とCiscoのIAサーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」を中心にしたインフラパッケージ「Vblock」を提供している。プライベートクラウドを構築するためには、既存のコンポーネントをバラバラに購入して構築する方法と、Vblockのようなインフラパッケージの2つしか選択肢がなかったとEMCジャパンは説明。今回のVSPEXについてEMCジャパンは「3つめの選択肢になる」と、そのスタンスを説明する。

 VSPEXの構成は、CiscoのUCSに統合ストレージ「EMC VNX」や「EMC VNXe」、LANスイッチでは「Cisco Nexus」や「Brocade ICX」、「Brocade VDX」、ファイバチャネル(FC)スイッチとして「Brocade 6510」がベースとなっている。ハイパーバイザとしてはMicrosoftの「Hyper-V」やVMwareの「vSphere」などの用途にあわせて搭載できるようになっている。

 一般的な利用形態にあわせてVSPEXは14の初期構成を用意している。仮想化されたサーバを集約するプライベートクラウド環境と、仮想化されたクライアントを集約するVDI環境を促進できるように設計されているという。プライベートクラウド環境では、vSphereかHyper-Vで仮想サーバ50~250台を展開する。VDI環境では「VMware View」か「Citrix XenDesktop」で仮想クライアント50~2000台を展開できると説明する。

 VSPEXには重複排除技術の「EMC Avamar」、重複排除ストレージの「EMC Data Domain」も搭載される。重複排除と圧縮、データを自動的に階層化する機能「FAST(Fully Automated Storage Tiering)」などを活用することで、運用コストも削減できるとメリットを強調している。

 VSPEXはEMCジャパンから認定を受けたパートナー企業から提供される。一般的な作業負荷を削減し、ガイドラインで販売サイクルを短縮できるという。統合と検証に伴うコストを削減することで、パートナー企業の販売プロセスに大きな価値を提供できると説明する。

 ユーザー企業が求めるシステムに対して、具体的なインフラとアプリケーションの要件にあわせて最適なサーバとネットワークのコンポーネントを組み合わせられる。このことから収益性を高めながら、最大限の価値をユーザー企業を提供できると、パートナー企業がVSPEXを取り扱うメリットを強調している。

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