トレンドマイクロは8月2日、同社の製品やサービスを紹介して販売額に応じて報酬を支払う「リアルアフィリエイト」を8月3日から開始することを発表した。「オンラインビジネス支援プログラム」の一環になる。
オンラインビジネス支援プログラムは、販売支援が行き届かなかったコンピュータシステム販売の小規模事業主や各種士業、従業員50人以下の小規模企業へのセキュリティ商材の販売を支援するプログラム。同プログラムでは、2011年10月からウェブサイトで広告を掲載するアフィリエイトを提供している。
今回開始するリアルアフィリエイトは、主に中小企業診断士や会計士などの個人事業主が、カタログなどで顧客にトレンドマイクロの製品やサービスを紹介して、実際に購入した場合に金額に応じて報酬を支払う仕組みになる。カタログやチラシからの販売でも、幅広い法人や個人がセキュリティ商材でビジネスを開始できるとメリットを説明している。
リアルアフィリエイトは、リンクシェア・ジャパンが提供する仕組みを利用する。会計王シリーズなどの会計ソフトを販売するソリマチとトレンドマイクロが協業し、ソリマチの製品を利用している会計士や社会保険労務士、司法書士、行政書士、弁護士など約600人にリアルアフィリエイトを紹介し、小規模企業のセキュリティ対策を推進していく考えだ。
対象は主に、中小企業向けセキュリティソフトウェアの「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」やオフライン端末向けの「Trend Micro Portable Security」、Linuxサーバ向けウイルス対策ソフトウェア「ServerProtect for Linux」といったトレンドマイクロダイレクトストアで販売される製品になる。