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IT人材の争奪戦を勝ち抜くには--人事とIT部門それぞれの課題

Sam Narisi (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-08-08 07:30

 全体的な雇用情勢は依然としてよくないものの、CareerBuilderの2012年中間予想によれば、多くの企業がITプロフェッショナルの雇用を計画している。調査対象となったIT関係の人事担当マネージャーに関して言えば、55%が今後6カ月間にフルタイムの従業員を雇う計画であり、これは米国平均よりも10%高い数字だ。それに加え、企業の46%が2012年の第2四半期にIT関連のスタッフを増やしている。

 技術職の競争が激しくなっているということは、組織がIT人材を賢く雇用し、手が届く中で最高の人材を選ぶことが重要だということを意味している。

 残念ながら、すべての企業がそうできているわけではないし、それらの組織は、市場で得られる最高のITプロフェッショナルを雇えなかったという失敗を取り戻すために、時間と経費を無駄にしている。

 その理由の1つに、人事部門とIT部門の採用プロセスに対する考え方が違うということがある。このため、もっとも理想的な応募者がITマネージャーまで回っていなかったり、そもそも最善の候補者がその仕事に応募していないといった事態が起こっている可能性がある。

 これは、どちらか一方の部門の問題ではない。単に、人事とITは分野として大きく異なっているというだけのことだ。IT人材の採用は、人事部門が通常行っている採用とは違う点が多く、かなりの手間をかけて調整をする必要がある。

人事部門にとっての課題

 人事部門は、求人への応募者を選別するプロセスの最初の役割を担っている。典型的には、人事担当マネージャーやリクルーターが履歴書の山に目を通し、よい候補者を採用の責任を取るマネージャーに送る。大抵の部門については、この手順で問題はない。しかしITの場合、人事担当者が履歴書の山の中からよい候補者を選び出すのは非常に難しい。

 その理由の1つは、テクノロジ業界で働いていない人には、ITプロフェッショナルの典型的な履歴書に数多く出てくる、頭文字語や専門用語をすべて理解するのは難しいということだ。頭文字語は、人事担当者がそれぞれの文字がどんな単語から来ているかを知らなかったり、応募者が特定の言い回しの代わりに使う可能性のある頭文字語を知らなかったりする場合、ハードルになることがあり得る。これは特に、リクルーターがオンライン上で履歴書データベースを検索している場合や、ソフトウェアを使ってキーワードを用いた履歴書の選別を行っている場合には問題になる場合がある。

 ITの分野で必要とされるスキルは、急速に、そして常に変化し続けている。例えば、もしセキュリティのプロを探しているのであれば、クラウドやモバイルのセキュリティについての知識や経験を持つ人材が欲しいと思うかもしれない。しかし、1、2年前にはこのような要件はなかっただろう。テクノロジの世界では、物事の変化は早く、ITプロフェッショナルでさえ遅れずについていくのは難しい場合がある。人事担当者にとっては、それ以上に難しいことだ。

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