キャリアアップのツールとしてLinkedInを最大限に生かすコツ - (page 2)

Thomas Wolff (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-10-01 07:45

LinkedInを最適化する方法

 LinkedInには、活用可能なアプリケーションが数多く存在する。しかし、私はサマリ部分の重要性を強調したい。サマリを作成する際には、次のようなことを自問自答してみてほしい。自分について、他人にどんなことを覚えておいてほしいか?本当の自分自身を反映したサマリを作るにはどうしたらよいか?自分が情熱を注いでいるものは何か?自分は、同様のバックグラウンドを持つ人たちとどう違うのか?自分に興味を持った人をさらに引き付け、もっと知りたいと思わせるサマリを作るにはどうしたらよいか?LinkedInのサマリ全体に、強烈なメッセージを伝えるチャンスがある。

 多くのITプロフェッショナルは、リクルーターや採用担当マネージャーが望むような、履歴書の柱になり得る強力な技術的スキルのことしか考えないという間違いを犯している。特定の言語やプラットフォーム、アプリケーションをマスターしていることは確かに重要だが、実際にはそういったスキルは、たくさんいる候補者の中で自分を差別化する決定的な要因にはならないことが多い。雇用を決めるだけの抜きんでた候補者になるための要因は、プロジェクトチームに価値をもたらす能力であり、時間や経費を節約するソリューションを常に思いつく力であり、企業文化にプラスの貢献ができることだ。サマリでは、そういった点を強調するようにするといいだろう。

 また、魅力的なサマリのすぐあとに、自分の仕事のハイライトを書いておくことを考えよう。こうしておけば、プロフィールの後の方にある職歴のセクションに入る前に、いくつかの重要な業績を強調することができる。さらに、box.netと呼ばれるアプリケーションを使って、履歴書を追加することもできる。もう1つの選択肢として、re.vuで画像を満載した履歴書を作成し、これをウェブサイトにリンクしてもいいだろう。パワーポイントや動画による履歴紹介を作成して、SlideShareというアプリケーションでアップロードすることも考えられる。

とにかくプロモーション

 LinkedInで重要なのは、これが双方向の、積極的に利用できるネットワークづくりのツールであり、固定的な文書ではないということを意識することだ。雇用主として狙いをつけた企業をフォローし、求人や人事、業界のトレンドに関するニュースを手に入れるといいだろう。ライブルームにいる時のようにオープンに振る舞い、自分のネットワークを広げる新しいつながりを作っていくべきだ。ネットワークが大きく、多様になっていくほど、普段からチャンスを得られる可能性は高くなる。

著者紹介

 Thomas Wolff氏は、Resume Mastermindの編集長を務めている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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