京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は10月17日、セキュリティ製品を開発するエムオーテックス(MOTEX)の全株式を取得して、子会社化することを発表した。買収金額は明らかにしていない。11月15日に子会社化する。
KCCSのセキュリティ事業は、脆弱性診断や改竄検知、マルウェア検知などを提供している。MOTEXは、ネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」などを提供している。
今回の子会社化でKCCSは今後、外部脅威対策ソフトウェアの供給だけでなく、外部と内部の両方の脅威から企業の情報を守るトータルセキュリティ事業を展開できると説明。MOTEXの約6300社というユーザー企業への販路も獲得する。
日本市場に加えて、KCCSですでに拠点のある中国と東南アジアで販売することで事業拡大を図っていく。セキュリティ事業で4年後に売上高100億円を目指す。