Microsoftは統合基幹業務システム(ERP)パッケージの新版「Microsoft Dynamics AX 2012 R2」を12月1日に日本を含む11カ国で同時にリリースする。価格は後日発表する。
Dynamics AX 2012 R2は日本のほかに、ブラジル、チェコ、中国、エストニア、ハンガリー、インド、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ロシアで同時にリリース。これらの国々で国別の機能が追加されている。複数の国や地域に対応することで、グローバルなオペレーション管理が可能になり、ビジネスオペレーションの負荷と複雑化を軽減できるとメリットを説明する。
新版では、データベースサーバ「Microsoft SQL Server 2012」のビジネスインテリジェンス(BI)機能である「PowerView」を使用できる。データの高度なビジュアル化やデータ分析が可能になり、業務やビジネスに対して見識を得られるようになるという。
組立製造やプロセス製造、小売りなどの業種機能を単一のインスタンスに統合して、さまざまなビジネスプロセスを迅速に処理できると説明。特に、プロセス製造業での「ポテンシ」と呼ばれる機能などが追加され、業界への適合を強化しているという。